萬湯奔想 千原温泉(1回目)

 

千原温泉(1回目)

公式webはこちら

〒699-4711 島根県邑智町千原1070 TEL/FAX 0855-76-0334

せんばら温泉)ではなく (ちはら温泉)である。
島根県の広島県県境に近い 三瓶山付近にある。

場所はここ(別窓)
最寄のJR駅から徒歩1時間くらい(片道)

加田の湯に入湯(2回目)した後、一福で蕎麦をタラフク食べてから千原に向かった。
あらかじめ電話して確認したが、雪の方は問題ないということであった。


細い道をエンヤコラ

 


要所には看板があるので 迷うことはないでしょう。

 


千原 湯谷という地名


この看板から千原温泉はもうすぐです。
雪とか土砂崩れで 時々通れなくなるそうです。

 

 


到着


手前の川原が茶色なのは、湯の花の為です。

 


駐車場

 


手前には沢があるので、天候の悪いときは大変そうです。

 


スタッフの手作りの案内看板

 


受付
ここで料金を支払います。
あと どこから来たかを尋ねられます。

 


温泉はすぐ横の入り口から入ります。

 


もう宿泊は扱っていないそうですが、なんか古びて良い感じです。


2階への階段

 


左手にコタツがあり、男女の風呂上りの待ち合わせには良いと思います。

 


男はここで脱衣します。
女性は右手奥の扉の奥で脱衣します。
女性用の脱衣場は狭いということでした。

 


脱衣中@長男


”ゆ”の暖簾の奥に扉があり
そこを降りると浴場があります。


脱衣置き場


貴重品は風呂に持って入りました。


振り子時計がありました。
キチンと動作しています。
一日に5分程度狂うんですよね。 懐かしい・・・
と 思っていたら 2回目の来訪時に確認しましたところ
シチズンのクオーツ時計でした。振り子はイミテーションです

 


浴場への通路
浴場は 半地下にあります。
右手のカーテンは、めくっては駄目です。
男女共用の上がり湯になっており、女性が入浴中の場合 大ヒンシュクを買います。

 


浴槽

ほかに2名 入浴中でしたので浴槽全体の写真はありません。 大人4人で一杯になります。
お湯の温度は34-35度程度。

 


ポコポコ・・・時々 ボッコ!!!と激しく気泡が噴出します。
気泡の大きさは フルパワーで放屁したときくらい(笑)です。

これがここの温泉の名物です。


主成分は二酸化炭素ですので、締め切っていると息苦しくなるそうです。
浴槽は地下の一番低いところにあるので、なおさら二酸化炭素が充満します。

長男は 尻や腹・背中を伝わって ボコボコ揚がっている気泡の刺激に
たまらんようです。


くすぐったい・気持ち悪い と 子供受けはイマイチでした。
しかし楽しんでもらえたと思います。

お湯は非加熱・源泉かけ流しですが、先に書いたように温度が低いので長時間入湯しても体は温まりません。男湯女湯は板一枚で隔てられており、声もよく通ります。浴槽は完全に独立しています。なおタオルは浴槽には入れないでください。

床は木が並べて沈めてあります。泥ではありませんのでご安心を

なお気泡は体には付着しません。

気泡が付着するラムネ系の温泉を希望の場合は、ここから車で30分くらいの頓原温泉をお勧めします
頓原温泉は加熱はしていますが、源泉掛け流しの温泉です(別窓)。


このままでは湯上りに冷えて風邪を引くので、冬場のみ、上がり湯が準備されています。
これが面白い。男女共用の五右衛門風呂です。

釜のサイズはご覧のとおり、大人1人がやっとですので
カップルで来て一緒に入るのは無理ですので、その意味では混浴ではありません。

しかも ここのお湯はマキで沸かされており、温度調節はバケツで浴槽からお湯を汲んで入れるという古典的方法です。


場所は、先の写真のカーテンの内側すぐにあります。
利用するときは 声をかけて利用します。
勿論、利用が終わったときも 男湯・女湯 両方に声掛けが必要です


五右衛門風呂の釜炊き口

<電気やガスの加熱も、温泉が濃すぎるため機器がすぐ傷むとのことで、以前考えたものの断念>

そのように公式WEBには書いてありました。
加熱の方法としては 加田の湯とか木部谷温泉のように、蒸気による加熱が一番良いと思います。それでも熱交換器の部分はすぐに湯の花が付着して駄目になってしまうと思いますが・・・・

昔 私の実家は染色・織物業をしていました。
巨大なボイラーで沸かした高圧水蒸気で、綿糸を茹でる行程があるのですが、ここを風呂代わりに使用していたのを覚えています。私が小学校の頃で、家の湯沸かし器が故障したときだけでしたけど・・・・


天井はこんな感じ
男女 筒抜けです。

 


五右衛門風呂からの眺め
周囲はカーテンだけしか見えません。
しかもカーテンの外側は男湯です。
正面のカーテンを開けると 男湯の浴槽と真正面に向き合うことになります(笑)

かといって冬場にこの上がり湯に浸からず変えると、本当に体が冷えますのでお勧めしません。

お 湯
浴 槽

 

 


浴場外観

燃料のマキが並べられています。

 


すぐ裏にお堂がありました。
薬師堂のようです。

 


川沿いに歩いて30秒くらいのところに、お湯の湧き出し口があります。
ここのお湯は利用せずにそのまま川に垂れ流しです。

 


中はこんな感じ

 


汲んで変える場合は 100円です。


川に垂れ流し

 


味は・・・・・

 甘いような 酸っぱいような えぐい様な・・・・・
  経験したことのないような味です。

    嫁は顔面が痙攣していました。(笑)

公式webには おかみの色々な情報が記載されています。
ぜひご覧になってください。

施設は老朽化していますが、このままでよいと思います。
ただしっかりした加温の浴槽が、冬場には欲しくなりますね。

現状でも上がり湯がありますが、本当に上がり湯ですので、長湯もできませんし、かけ湯もできません。

泉質
含二酸化炭素-ナトリウム
塩化物・炭酸水素塩泉

泉温
34.5℃(湯治用浴場)
入湯 大人一回  500円
子供一回  300円
タオル200円
(貸しタオル無料)
部屋休憩(5時間内)1200円/人

持ち帰り用温泉
100円/Lでお分けします。
ペットボトル 300円
スプレー 300円

ちなみに長女と次女は ず〜〜〜と車の中で寝ていました。
どうやっても目を覚まさないので放置して入湯したのですが、1時間して帰ってみたらまだ寝ていました。

このあとは 三瓶の国民宿舎に向かいました。
ここの温泉もお勧めです。

 

1週間度 千原温泉にもう一度来ています。
千原温泉(2回目)へ

 

 

萬湯奔想 千原温泉(1回目)