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奥飛騨・穂高の紹介

地理・気候・交通の紹介

奥飛騨・穂高というのは松本市と高山市の中間地点で 上高地がある所と言えば判っていただけるのではないでしょうか?。山岳地帯ですので気候は不安定です。温泉街は曇りでも上高地や乗鞍などの高地は雨になるのが通常です。また冬季は豪雪になります。

焼岳は定期的に噴火を繰り返しており大正の噴火で流れ出た溶岩が上高地の梓川をせき止めて大正池を形成したのは有名な話です。その大正池も年々土砂が周囲の山々から押し寄せ次第に浅く狭くなっています。周囲の山々は火山灰質で土砂崩れが多いのもこの土地の特徴です。砂防ダムがあちらこちらに作られております。焼岳はそろそろ噴火する時期ですので 気にとめておきましょう。ま 詳しいことは おって文中で解説していきますね?

南には乗鞍岳(3026m)、北には穂高岳(3103m)があり 中央には安房峠という交通の難所・要所があります。なぜ要所かと言えば 中央アルプスを横断できる箇所がきわめて少ないからです。北側から順番に言うと以下のようになります。

  1. 黒部-立山ルート。これは観光道で 途中ケーブルカーやトロリーバスに乗り換えるので自家用車では東西に移動できません。(途中黒部第4ダムがあります)
  2. 安房峠ルート(平湯-安房峠-沢渡)無料。冬季通行止や夜間通行止がある。
  3. 乗鞍スカイライン(平湯峠旧道-乗鞍岳-乗鞍スキー場-乗鞍高原)有料。観光道路と言った色彩が強く冬季通行止や夜間通行止がある。観光シーズンは大渋滞。
  4. 野麦峠(夜間通行制限はないですが 道幅が狭い)無料
  5. 長峰峠(国道361号線)無料

日本海から中津川までの間 実に約140キロ 東西に中央アルプスを越えて移動できるのは上記の5つのルートのみなのです。長峰峠は通ったことはありませんが 他の4つは通ったことがあります。野麦峠も乗鞍スカイラインも途中に非常に狭いところがあり冬季は通行止めになります。

安房峠にも冬季通行止めや夜間通行止めがあり(乗鞍スカイラインと比べると制限が緩い) しかも14連続ヘアピンというすさまじい道路レイアウトの為 観光シーズンは大渋滞していました。

平成9年12月に安房峠の地下に全長4,350mの安房トンネルが開通しました。有料ですが(750円)安房峠が通年通行できるようになり非常に便利になりました。

自家用車以外の方は 岐阜側からでは高山市経由で平湯に入り平湯バスターミナルを根拠地にされるといいでしょう。長野側ですと 松本市経由で沢渡に入り沢渡バスターミナルから各種バスが運行しています。タクシーは非常に高額になります。また自家用車であっても上高地は一部期間を除いてマイカー禁止で バス・タクシーでしか入れません。

 

観光・温泉の紹介

焼岳の周囲には温泉が密集しています。平湯温泉・新平湯温泉・福地温泉・栃尾温泉・中尾温泉・新穂高温泉・白骨温泉・乗鞍温泉・上高地温泉・中ノ湯温泉・坂巻温泉など 焼岳を中心に温泉街がくるりと取り巻いています。穂高の方になると適当に穴を掘ってもお湯が出てくる状況で 温泉より水のほうが希少価値があるかもしれません(タクシー運転手談)。同じ温泉街でも使用する温泉源によって色・臭いもかなり違います。一番有名な温泉は 白骨温泉の泡ノ湯でしょう。午前11時から午後1時30分まで 宿泊客以外でも入浴する事が出来ます。

観光スポットとしては新穂高ロープウェイ・上高地・乗鞍スカイライン・乗鞍高原・乗鞍スキー場・平湯スキー場・新穂高スキー場・スーパー林道・各種登山がありますが いずれも春から秋までで冬場になるとスキー場と温泉のみになります。上高地・スーパー林道や乗鞍スカイラインも積雪や凍結のため閉鎖します。新穂高ロープウェイは冬季は新穂高スキー場内のゴンドラとして運行されます。

登山も各種ルートがありますが 上高地・畳平・新穂高ロープウエイの3つを起点とするものが多いようです。